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ウルグアイウルグアイ生活

【ウルグアイ】事前に知っておきたいウルグアイ生活の6つの基本

ウルグアイ

日本から1番遠い国、ウルグアイ。引っ越し準備を進める中で現地のことを少しでも知っておかなければと思ったものの、ウルグアイの情報って乏しすぎる・・・!基本的な情報、旅行者の声などはブログやホームページで紹介されているものの、在住者のリアルな声というのがなかなか見つからず、とても困りました。

ということで、このブログでは、ウルグアイ在住者として、これからこちらに移住してくる方々に向けて、生活全般についての情報をシェアしたいと思います。

もちろん、旅行中の方にも役立つ情報だと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。

気候について

ウルグアイは南半球にあるので、日本と季節は真逆です。これを書いている今は新年が明けて間もない1月半ばですが、本日の気温は32度。とても暑いです。

平均気温は春17度、夏25度、秋18度、冬12度となっていますが、夏は40度近くまで上がる日もあり、冬はマイナス2、3度まで下がることも。冬は日本よりは暖かいかもしれませんが、ジャケットは必要ですね。しかし基本的には晴れていてカラっとしているので、日本と比べると過ごしやすいのではないかと思います。

ただ、南半球ということもあり、UV指数が非常に高いです。今まで日焼けを気にしたことなかった男性の方々も、皮膚ガン対策のため日焼け止めをしっかり塗ることをオススメします。アームカバーをしている人は見たことありませんが、私はどこへ行くにも必ずアームカバーをしています。

治安について

南米の中でも比較的安全で住みやすいと言われているウルグアイ。しっかりとした民主主義が根付いており、政治的クリーン度も中南米1位と言われています。

南米と言えば危ない!というイメージがあるかもしれませんが、ウルグアイは比較的安全に暮らせる国です。首都のモンテビデオに住んでいる限りでは、女性でも日中は比較的自由に出歩くことができます。ウルグアイ人は皆親切で優しく、スーパーなどで困っていると声をかけて助けてくれるし、「どこから来たの?」などとフレンドリーに話しかけてくれたりもします。

しかし、殺人事件や銃の発砲事件が新聞の一面を飾る日もあり、注意するに越したことはありません。また、路上生活者もチラホラ見受けられるし、市街地に行くとストレートに金銭を要求してくる人もいます。危ないところや人気のない道には絶対に入り込まないなど、私も注意しながら生活をしています。

情勢について、詳しくは外務省や在ウルグアイ日本大使館のHPで事前に確認することをオススメします。

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外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

物価について

「ウルグアイ」は物価が高い!という話は聞いたことがあるかもしれませんが、デフレが加速する日本から来た私たちにとっては、ほぼ全ての食品・日用品が高く感じます。

ウルグアイの通貨はウルグアイ・ペソ(表記は$を使います。USドルと混同しないでくださいね)
前提として、2020年1月現在、$1=2.95円です。

食品

野菜

野菜、果物に関しては日本と同じかちょっと安いかな?という印象ですが、物によっては高い物もあります。例えば、もやしは1パックで約200円!信じられないですね〜。

ちなみに、生鮮食品はほぼ全てが個数ではなく量り売りです。

ネギは写真のようにクチャクチャな場合が多いです。ちなみに、1枚1枚にびっしり土が詰まっているので、洗うのが非常に面倒くさかったりします。値段は高くはありません。

レタス、キャベツなどの葉物も少々高い上に、時期によっては質がかなり悪いです。特にレタスは1枚1枚にしっかりと虫さんがついていることがあるので、丁寧に洗います。

野菜は季節の影響をしっかりと受けます。干ばつシーズンは葉物がくちゃくちゃで高く、秋はじゃがいもなどの根もの野菜が良い状態です。白菜、大根、ごぼう、レンコン、里芋など、和食や煮物でよく使う野菜は普通のスーパーには売っていません

肉類

牛肉、豚肉は非常に安く美味しいです。

牛ミンチ。416gで$78。こちらも非常に安く、グラム55円程度ですね。残念ながらミンチは牛しかなく、豚や合挽きはなかなか手に入りません。鶏ミンチもありません。

ウルグアイは1人あたりの牛肉の消費量が日本の10倍と言われています。肉を良く食べるので、健康のために脂肪分の含有量がしっかりと規制されています。なので牛肉は赤みが多いです。また、部位の種類が豊富!

ちなみに私たちが1番美味しいと感じるのは、希少部位と言われているColita(ともさんかく)という部位。こち柔らかくて、オーブンでミディアムに焼くと最高に美味しいです。南米のBBQ、アサードでも良く使われる部位です。

その代わり、主婦の味方、ヘルシーで美味しい鶏の胸肉は高いんです。

鶏ムネ肉。キロで366ペソ、グラムにすると約108円。
(これは2019年末の記録ですが、2020年5月時点でキロ410ペソまで跳ね上がってます)


鶏もも肉。骨がついているせいか、もも肉のほうが安いんですね。グラム約72円。(もも肉は骨つきしか売っていません)

その他の食品

お魚も売っていますが、少々お高めです。市場に行くと、とれたばかりの魚をまるごと売っていますので、鮮度は抜群!しかも美味しいです。(さばけないと辛いですが)

個人的には、日本ではあまり見かけない「パンガシウス」という白身魚が大好きです。身がフワフワして柔らかいんですね〜。

また、食費の中でも加工品や缶詰は非常に高いです。ツナ缶などは1缶300 円くらいしますし、当然ながらかまぼこやおあげさんなどの加工品は売っていません。

日用品

食品以外の生活用品全般(キッチン用品、洗面用具類、タオル類など)は日本の2〜3倍するので、ある程度は日本から持って行くことを強くオススメします。日本では100均にありそうな物も、普通に300〜400円くらいで売っています。

歯磨き粉は大手のColgateが独占していることもあり、特売の時でも$105(=約310円)します。恐ろしいですね。

週1で市場がやってくる

普段は普通のスーパーマーケットで買い物をしていますが、週に1回、Feriaという市場が開かれます。

Feriaは住んでいる地域によって開かれる曜日が違います。私の住んでいる地域は木曜日に開かれるので、木曜日はこちらの市場で買い物をします。

野菜、果物、肉、チーズ、ワイン、生活用品。なんでも売っていますが、炎天下の下でのマーケットなので質が下がっているものもあります。だいたい規格外のものを安く売ることが多いので、見た目が少々悪くても安い商品が多いです。逆にFeriaの方が高い物もありますので要注意。何より、市場を見てまわるのは楽しい!毎週木曜日はワクワクしながらFeriaに行きます。

その他の物価

海外旅行に良く行かれる方は感じないかもしれないですが、日本で普通に生活していた身からすると外食が非常に高いです(当たり外れも激しいです・・)。ファーストフード店も日本の約2倍が相場です。夫と2人でバーガーキングに行くと、セット2つで600ペソ以上かかるので、2人で2000円くらいします。

マックカフェのカフェラテ$94=277円

家賃、水道光熱費などは、住む地域にもよりますが、私たちは首都に住んでいますが、日本の都会(笑)くらいの値段を払っています(会社が一部負担してくれていますが)。

洋服や靴などは日本とそんなに変わらないかな〜という印象ですが、電化製品は超高くて手が出ません。日本の2倍以上するので、カメラ、パソコン、スマホなどを買う予定をしている方は絶対に日本で買って持って行くことをオススメします。間違ってもこちらに来てから購入するとかいうバカな考えは即刻捨ててください。

日本の米・調味料などは手に入るか

普通のスーパーマーケットで売っている物

  • 米(いろいろな種類の米が売っていますが、日本のお米もちゃんと売っています)
  • 醤油(キッコーマン)※減塩もありますが薄口はありません
  • みりんもどき(キッコーマン)
  • ごま油
  • 乾燥ワカメ
  • 海苔
  • パン粉
  • 豆腐(チーズのような食感で高いです)
  • しいたけ(高額すぎてあまり買いません)
  • 酢(ビネガーとして売っています)

また、首都のモンテビデオに関して言えば、アジアマーケットは数カ所が数カ所あります。中国の店なので売っているものは中華用の物。干し椎茸、昆布、味噌、麺類などがあります。

料理酒は白ワインで代用可能です!

電化製品として炊飯器は売っていません。私は鍋で米を炊いていますが、けっこう面倒くさいです。主人の同僚の中には、日本から炊飯器を持ってきている人が何人かいます。ありがたいことに、最近ツテがある方にお願いしてなんとかゲットすることができました。ブラジル製です。

日本から持って来て良かったもの

  • ほんだし
    普通のスーパーには売っていませんので、ある程度持ってくることをおすすめします。1箇所だけ売っているところがあります。アクセスが悪く、自分ではいけないのでいつも人に頼んでいます。
  • 味噌及び即席味噌汁
    味噌も普通のスーパーに売っていません。ちょっと離れたマーケットに行けば手に入るのですが、最初は大変だと思うので、ある程度持ってくることをおすすめします。
  • カレールー、シチューの素
    ある程度持ってきたら良いと思います。(カレーパウダーは売っていますので、小麦粉を使ってカレーを作ることは可能です)
  • インスタントラーメン、乾麺
    こちらに売っている麺はパスタと米麺のみ。海外の袋ラーメン、カップラーメンも売ってますが、美味しくないです。

スペースが許せば、白だし、麺つゆ、薄口など、もっと色々な物を持ってきたかったのですが、はいりませんでした。上記の中でも特にほんだしと味噌は必須だと思います。

※食品を持ち込む時は事前に外務省のHPなどで持ち込み制限を調べてください。2020年1月現在、

4 通関
持ち込みできない物は,麻薬類,銃器などの禁制品のほか,種,花,植物,肉,野菜,果物,乳製品等です。(外務省:海外安全ホームページより抜粋)

となっています。上記リストの物は今回は持ち込みできましたが、主人の同僚で、違う時期に上記の物を持ち込んで没収された方がいます。ご注意ください。

英語は通じるのか

ご存知の通り、ウルグアイの言語はスペイン語。外国だし、英語もある程度通じるんじゃないの?と思っていた私、かなりのショックを受けました。

英語はほとんど通じません!

首都に住んでいますが、まずスーパーなどでは絶対に通じません。なので、スーパーで買い物する時の決まり文句は事前に覚えましょう。

  1. Algo màs? アルゴ マス? 「他にありますか?」(カウンターで肉を買った時などに聞かれる)
  2. Tarjeta de punto? タルヘタ デ プント?「ポイントカードを持っていますか?」
  3. Bolsa necesita? ボルサ ネセシータ? 「袋は必要ですか?」
  4. Por favor. ポルファボール 「〜をください」

観光地の博物館やレストランに行くとある程度英語は通じますが、日常生活の中ではどうしてもスペイン語が必要になります。私もこの機会に勉強を始め、なんとかスーパーやカフェなどは1人で行けるようになりました。

言語の壁は精神的ストレスに直結します。言語が好きじゃないという方は無理して勉強する必要はありません。日常生活で苦労しないよう、必要最低限のフレーズだけ頭に入れておくと良いと思います。

スペイン語学校はあるか

いくつかありますが、私はAcademia Uruguayというモンテビデオの中心部にある小さな学校に通っています。

Learn Spanish in Spanish courses at Academia Uruguay
Academia Uruguay Spanish school is the leading language scho...

クラスは少人数制で、スペイン語レベル0の私でもなんとか3週間やり抜くことができたし、3週間終えてみるとスペイン語の理解度が学校に通う前と全然違いました。伝えたいことをカタコトで伝えることもできるようになりました。

クラスメイトはウルグアイ在住者というよりは旅行者が多く、南米旅行の途中の人が多かったように思います。主にヨーロッパ人でした。

私は3週間ずつ区切って通っています。3週間学校に通い、その後3週間自分で復習、を繰り返すという具合です。しかし3ヶ月パックのほうが授業料が安くなるので、考えようですね。

学校にはシェアハウスも隣接しており、またホストファミリーの斡旋もしてくれます。ボランティアやスクールトリップなどもあり、知り合いや友達を作る良い機会にもなります。専業主婦になる予定の方にはオススメです。

ウルグアイ生活の基礎まとめ

以上、私がこちらに来る前に知っておきたかったこと6つを、私の経験と主観に基づいてまとめました。

ウルグアイはアメリカやヨーロッパの国々と違って日本人駐在員が少ないため、なかなか有益な情報が日本語で探せず、出発前は未知の世界に裸足で飛び込んで行くような、目に見えない不安でいっぱいでした。

ただ1つ言えるのは、ウルグアイはとっても良い国です。自然は豊か、人々は優しい。安心・安全に暮らせます。
少しでもこのブログが、これからウルグアイに滞在される方、旅行される方のお役に立てますように。

 

Ichiko

 

 

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