お疲れ様です!ウルグアイ駐在妻のIchikoです!
駐在妻にとって精神的安定は異国の地を生き抜くのに非常に大切なことであり、少しでもメンタル不安定になると生活に大きな支障をきたしたりしますよね。
よく聞く話ですが、駐在妻を悩ませる要因の1つとして「他の日本人駐在妻さんの存在」があります。あからさまな嫌がらせをされているわけではないのに、なぜか気になってしまい、勝手に悩んだりしてしまうという・・。
結論から言います。放っておきましょう。心のドアに蓋をして、はい、その方はもうあなたの世界に存在していません。
私の人生は私のもの!精神安定を脅かす存在は自分の中からお引き取り願い、好きなことだけをし、好きな人とだけ付き合う。これでよくないですか?
以下、駐妻がメンタルに刺激を与えてくる例と、僭越ながら、私が考えるマインドセットです。ちなみに、ウルグアイは日本人が少なすぎて、駐在妻同士の関わりもほとんどないので(それはそれで少し寂しい)、これから来られる予定の方は安心してくださいね(ほぼいないだろうけど)。
マウント駐妻の存在
同じ日本人駐妻に対して、マウントをとってくる駐妻がいるらしい。どこの地域に住んでいるのか、どこのスーパーに通っているのか、車種は、子供の学校は現地校かインターか、子供のバイリンガル度はどの程度か、夫の職業は、夫の駐在期間は、ビザの種類は・・・
はい、一緒に叫びましょう。
どうでもいい!
※ちゃーこは以前に一度だけこのブログに登場した私の姪っ子
住んでる地域、どこのスーパーに通っているかで裕福度を測っているらしいですが、他人よりも地価の高い地域に住んで高級スーパーに通っていることで幸せを感じれるなら、どうもおめでとうございます。
個人的に1番いけ好かないのは、自分の能力ではなく、夫の職業や子供の成績など、他人の努力や功績でマウントをとってくる駐妻さんですね。
また、夫の職業によって駐妻のヒエラルキーができていたり、先に現地に来ている奥様を「先輩駐妻さん」と呼んで上下関係があったりと、よくわからない日本文化が日本の外で生まれている地域があるんですねー。そのような地域に駐在になってしまった場合は、
己の力で勝負せいやあ!ガチンコでかかってこんかい!
と心の中で叫び、そっと心の扉を閉じます。ほら、その方はもうあなたの中に存在していません。
ちなみに、専業主婦に対して「毎日何やってらっしゃるの?」とか、ワーママさんに対して「共働きしなきゃいけないなんて気の毒」とか、勉強している方に対して「どこに向かってらっしゃるの?」などと謎の呪文をかけてくる宇宙人がいます。
そっと目を閉じ、胸の前で合掌します。祈りましょう、彼女たちが来世、普通の人間として産まれ変わってこれることを…!
やたらと誘ってくる駐妻
私は日本にいた時から「おひとり様」が大好きな人間なので、誘われすぎると引いてしまいます。現地で何人かの友人ができましたが、多い時で2週間に1回くらいのペースでつるんだりお茶したりと、良い感じの距離を保てているので、超最高です。
日本にいたら知らない人とはつるまないのに、海外にいるからと言ってどうして知らない人と一緒に何かをしなければいけないのでしょう。海外に出たら「日本人みんなお友達」って思っている方、そんな方はまさかいないとは思うのですが、よく聞きますよねー。同じ日本人でもそれぞれに合った距離感があるので、まずはそこを見極めてほしいな、と・・・。
距離感を詰めすぎてしまうと色々な噂話が耳に入ってきてしまったり、自分や家族の行動が全部筒抜けだったり、なぜか悪口のターゲットになってしまったり・・・と面倒くさいことが増えたりもするんですよねー・・。
同じ駐妻でも、1人で荒波に飛び込んで行けるパーリーピーポーもいれば、「初めまして」は無理寄りの無理、という方もいます。精神的にしんどければ、無理して合わせる必要は全くなし。行きたい時、心に余裕のある時だけ行く。これで良くないですか?
Q1:誘いを断ることで今後誘われなくなったらどうしよう、と不安です。
誘われすぎるのは嫌だけどたまには誘われたいというあまのじゃくなあなたは、勇気を振り絞って一歩踏み出す必要があるかもしれませんね。例えば、次の誘いは断らないとか、次回は自分から誘ってみる、などでバランスを保つのです。
Q2:誘いを断ることで無視されたりハブられたりしたら嫌です。
そんな幼稚なことをしてくる大人とつるまなきゃならない理由は何ですか?即刻グッバイです。どうせ日本に帰ったらもう会わないんだから。
Q3:半ば強制参加の日本人婦人会があります。
私の知り合いは駐妻時代、現地婦人会には精神的に助けられた、居場所を作ってもらえた、と言っていました。国によって事情が違うと思うので一括りにすることはできませんが、例えばヒエラルキーが厳しかったり、女の噂話が耐えなかったり、行事が多すぎたり、私情にかなり突っ込んできたり、と明らかな精神的苦痛を強いられる場合は、参加を辞退したり、心に余裕のある時だけ参加する、でよくないですか?
逆に、誘ってくれない駐妻
子供を同じ学校へ通わせてるのにママ友の集まりに自分だけ呼ばれない。夫の職場が同じ奥さん同士でお茶してるらしいけど、私誘われたことない。自分が1番最後に来た駐妻で、元々長くいる方々と仲良くなれない。同じコンドに住んでいるのに全く挨拶してくれない。語学学校で自分だけ浮いてる、かくかくしかじか、云々・・・。
とにかくこの手の話、よく聞きます。
こういう話を聞くたびによく思うのですが、「無理して仲良くなる必要あります?」ということ。上にも書きましたが、日本人だからってつるむ必要は全くなく、その方々は帰国後も一生顔を合わせなければならない存在ではないですよね。それよりも日本にいてはできない体験を存分に楽しむ!とか、他国で頑張っている他の駐妻さんと仲良くなる!とか、そんな風にマインドチェンジできれば最高です。
(SNSで仲良くなった駐妻さんとだけ付き合ってる!という方、けっこういると思います。)
この手の悩みは日本人が比較的多い地域特有かもしれませんね。私の場合、周りに駐妻がいない(というか日本人があまりいない)ので、常に孤独です。誘う相手もいなければ、誘ってくれる人もなし。こういう人って世界中にいると思うんですね。
日本人に囲まれているからこそ孤独を感じてしまうかもしれませんが、少し視野を広げてみると、孤独と戦っている駐妻は世界中にいます。世界中で同じ思いをしながら1日1日をこなしている仲間が大勢います。1人の時間を有効活用して充実した生活を送っている人も沢山います。そう、あなたは1人じゃないのだ。
ふっ。あなた達みたいに優雅に茶をしばく暇なんて私にはないのだよ。
このような強気なマインドで解決させます。そして私に連絡ください。友達になりましょう(笑)。
インスタが眩しい。お隣さんが眩しい。
2ちゃんねる創設者、西村博之氏の著書「1%の努力」にある、エッグスタンドの話が面白いなと。
裕福な家庭の食卓にはエッグスタンドが置いてあります。ホテルの朝食バイキングなどでよく見る、卵を置くための台です。卵のためだけにしか使えず、他の食べ物や調味料などは置けません。裕福の象徴、エッグスタンド・・
ちょっと待って、それいらなくね?卵しか置けないなんて超不便。
西村氏は、人生において他人と自分を比較してしまい、人を羨んでしまいそうな時に、「エッグスタンド」という言葉を思い出してほしい、と著書で言っています。
子どものお受験 = エッグスタンド
ファーストクラス = エッグスタンド
大きい庭付きの家 = エッグスタンド(西村博之氏「1%の努力」より)
他の駐妻さんの生活や行動などを耳にしてしんどくなってしまうあなた、大丈夫です。それエッグスタンドですから。他人の芝生は青く見えるのは当たり前、なぜなら自分の芝生には自分の色があるから。私は他人と違っていたいとは常に思っていますが、エッグスタンドが欲しいとは思いません(笑)。
また、見たくないのに特定の駐妻さんのSNSを見てしんどくなってしまったり、他の駐妻さんの同行が気になっちゃったり、グループチャットでの会話に乗り遅れるのが怖くてメッセージを常に気にしちゃう、という方は、間違いなく現代のSNS病、FOMO(Fear of Missing Out:取り残されることの恐れ)に侵されているので、今すぐスマホを置いてパソコンを閉じ、リアルな世界を充実させましょう。
これまでの人生で、人と比べて得することって1つもなかったように思います。駐妻である人ほど、自分というアイデンティティーを大切にしてほしい、自分に自信を持ってほしい、と誰目線かわかりませんが常に思っています(誰や笑)。
まとめ:駐妻に必要なのはJOMO(Joy of Missing Out)のマインド
既出のFOMO(Fear of Missing Out:取り残されることへの恐れ)に対し、JOMO(Joy of Missing Out:取り残されることの喜び)という言葉があります。他人の言動や必要以上の情報に振り回されることなく、リアルな世界を自分軸で楽しく生きる。考えただけで最高の駐妻生活です。他の駐妻の存在が精神的ダメージを与えてくる問題は、自分中心の人生を謳歌することで解決するように思います。他人を気にする必要は全くなし。
さ、心のドアに蓋をして。はい、その方はもうあなたの世界に存在していません。
以前、自分の立ち位置を大切にすることで、駐妻生活が充実する、という記事を書きました。良かったらこちらもご覧ください。
Ichiko