ウルグアイからコロンビアへ旅行に行く途中、ペルーのリマで8時間の乗継時間がありました。
8時間も空港に缶詰は辛い・・・
と思い、リマ市街へ繰り出し、プチ旅行をしました。今回は知り合いのガイドつきだったので、公共交通機関を使わずに済んだ分、市内移動がとてもスムーズで、8時間でリマ観光を楽しむことができました。
ということで、トランジットで楽しめるリマ観光をご紹介したいと思います。
ホルヘ・チャベス空港到着
トランジットと言えども一旦外に出るとなると、入国審査を受けなければなりません。年末のハイシーズンだったこともあり、観光の国ペルーは外国人観光客が波のように押し寄せていました。
ということで、入国審査には長蛇の列。並んでから抜けるまでに2時間かかりました!
つまり、実質観光したのは5時間弱ということになります。ハイシーズンは空港の混雑も考慮に入れて計画を立てるようにしなければならないですね。
今回は8時間もの乗継時間だったのにも関わらず、預け荷物を取り出す必要がなかったのでとても助かりました。途中トランジットで預け荷物を取り出すか取り出さないかはその時によりますので、毎回空港で確認することをオススメします。もし取り出さないといけないことになっても、空港内に手荷物一時預り所がありますので安心してください。
また、目的地(他国)までのチケットを一気に買っている場合は、途中の国で入国すると空港税が余計にかかります。今回は1人30ドル、夫婦で60ドルでした。ペルー観光後、手荷物検査の前に支払うことになります。お忘れなく!
空港からリマ市街地への交通手段
ホルヘ・チャベス空港周辺の交通機関は主にタクシーかバスの2つ。その中にも色々な種類がありますが、今回は乗継時間内に弾丸観光を行うということを考慮した上で、以下の手段をご紹介したいと思います。
タクシー
空港出口付近にタクシーカウンターがあり、そこで手配することが可能です。旅行者にとっては1番安全かつ値段もリーゾナブル、運転手と値段交渉をする必要がありません。
エアポートバス
空港とミラフローレスを往復しています。料金は大人片道で8USドル。タクシーと同じく、空港出口付近にバスカウンターがあり、そちらでチケットを手配するか、事前にオンラインでも予約可能です。タクシーに比べると料金が安く、昼間は1時間に1本、午前・夜間は30分に1本出ているのでそんなに不便ではありません。ミラフローレスまで乗り換えなしで行けます。2017年より始まった新しいサービスということもあって、車内はとても綺麗でWi-fiも完備。とても快適です。
弾丸観光①新市街「ミラフローレス」(Miraflores)
空港から車で約1時間。美しいオーシャンビューを満喫できるのがミラフローレスです。周辺はとてもモダンな観光スポットで、オシャレなお店やレストランが立ち並ぶ、リマを代表する観光スポットの1つです。
当日は生憎の曇り空。しかし、海ではサーフィン学校の学生達が一生懸命波に乗っていました。ペルーは、実は言わずと知れたサーフィン大国。オリンピック選手もバンバン排出しているサーフィンがとても盛んな国で、太平洋沿いにサーフポイントがたくさんあります。ミラフローレスの海もその一つ。
乗継の弾丸観光でサーフィンをすることは難しいかもしれませんが、ミラフローレス市街から美しい海を見下ろすだけでもとても良い時間を過ごすことができます。
また、近くのアモール公園には恋人同士が抱き合ってキスをしている大胆なモニュメントが!
周辺にはカラフルな公園があり、美しい海を眺めながらくつろぐことができます。
また、海岸沿いには「ラルコマール」という大きなショッピングセンターもあり、ショッピングを楽しむと同時に、レストランやカフェでゆったりとくつろぐこともできます。
とにかく、少しでも時間があるなら新市街地「ミラフローレス」へ直行です。美しい景色・街並みを堪能でき、ゆったりとくつろぎ、またショッピングも美味しいご飯も堪能することができます。
弾丸観光②古代遺跡「ワカプクヤーナ」(Huaca Pucllana)
言わずと知れた遺跡の街、リマ。ワカプクヤーナは比較的新しく発見された遺跡であり、ミラフローレス地区の中心地に位置しているので、アクセスも良く、多くの観光客が訪れすスポットとなっています。
西暦200-700年に発展した街の跡。ワカプクヤーナは、当時リマにおける儀式や行政・文化の中心地だったと言われています。日干しレンガを縦に並べてわざと微妙な隙間を空けるこの技法は、なんと耐震強度を意識した当時の建築法とのこと。そんな遥か昔から地震対策が行われていたことに深く感銘を受けました。
遺跡ではガイドを申し込むことができ、なんと日本語にも対応しています!
(ガイドツアー:日本語、英語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語)
手前には博物館もあり、当時の人々の生活の様子、儀式などを知ることができます。博物館もガイドツアーに含まれていますので、スペイン語が読めなくても大丈夫です。
また、遺跡や博物館の他にも、ワークショップやお土産店、レストランが併設。ワカプクヤーナのレストランは遺跡を眺めながらペルー料理を堪能することができる、リマ観光スポットの1つとなっています。遺跡ツアーに参加しなくても、こちらでペルー料理を食べながら遺跡を見ることができます。
- 場所:Calle General Borgoño Cuadra, 8 | Miraflores, Lima、Peru
- 開館:月〜土(9:00 – 17:00)
- 入館料:12ソル
- http://huacapucllanamiraflores.pe/
乗継時間で弾丸リマ観光まとめ
今回は乗継時間を使っての観光というこで、行き先をミラフローレス地区に絞りました。乗継は8時間でしたが、空港滞在時間や移動時間を省くと観光したのは実質5時間くらいです。しかし、十分に新市街地を楽しむことができました。もちろん、ペルーには必ず戻ってきます。なんて言ったって、マチュピチュやクスコを始め、世界遺産の遺跡群には絶対に行かなければなりません!
南米旅行中でペルーで少しでも時間がある方は、ミラフローレス地区に繰り出してみてくださいね。少ない時間でも、とても素敵な時間を過ごすことができます。
Ichiko