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駐在妻ライフ

【駐在妻2年目】環境と心境の変化|この国で新しく始めたこと8選

駐在妻ライフ
Ichiko
Ichiko

お疲れ様です!ウルグアイ駐在妻のIchikoです!

夫の仕事の都合でウルグアイに引っ越してきて早1年・・・。駐在妻生活も2年目を迎えました。感情の波が激しくアップダウンし、環境も心境も大きく変化した1年。いっぱい泣いたし、辛いこともあったけど、夫に支えられた1年。そして人との出会いに心から感謝をした1年でした。

最初の1〜2ヶ月は、出口の見えない暗い暗いトンネルをひたすら歩き続けているような日々でした。私、どうしてここにいるんだろう。私の存在価値っていったい何。私は何のために生きているんだろう。間違いなく、人生のどん底だったように思います。

どれほどしんどかったかはこちらにも綴っています(笑)

駐妻になってからの1年を振り返る|いちこ|人に喜んでもらえる人生を生きる人
私って何でここにいるの? 私の存在っていったい何? 私がいなくても誰も困らない。もっと何かに貢献したい、自立したい、人と触れ合いたい。 そう思いながら暗く辛い日々を過ごしていた着任当初。あれから約1年、周りの環境も私自身の状況も心境も大きく変わった。 夫の駐在期間も早くも折り返しに差し掛かり、後半戦をどのようなマインド...

この1年の間にこの立場にも生活にも慣れ、今は楽しく過ごしているわけですが、振り返ってみるとたくさんの新しいことに挑戦した1年だったなあと思います。今、しんどい思いをしている方、不本意ながら帯同せざるを得なかった駐妻の方々。大丈夫です。絶対に曇り空は晴れます。

この記事では、私がこの国に来てから新しく始めたことを振り返ると同時に、自分を取り巻く環境の変化と、それに付随して起こった心境の変化についてまとめてみようと思います。

この国に来てから新しく始めてみたこと

日本で仕事をしていた時には考えられなかった新しいことを沢山始めた1年でした。仕事はしていないし、お金も稼いでいるわけでもないのですが、いろいろなことに挑戦する中で自分という人間を俯瞰し、自己肯定感を高めるきっかけにもなったと思います。

ブログ

「書くこと」を始めてみました。このブログと、別媒体でnoteを使っています。「書くこと」のすゝめはnoteにも綴っています。

悶々としている駐在妻はとにかく「書くこと」を始めてみませんか|いちこ|人に喜んでもらえる人生を生きる人
駐在妻になって10ヶ月、大きな日課に「書くこと」がある。 駐在妻におすすめしたいブログ作成|「書くこと」の4つのメリット 夫の仕事の都合で海外在住になって10ヶ月。毎日の大きな日課にブログ執筆があります。これから旦那様の仕事の都合で海外に住む予 chuzumadaily.com このブログでは私が感じる駐在妻がブログを...

このブログ、更新頻度は低いですが、ありがたいことに少しずつアクセスが増えてきました。

駐在妻になって仕事を辞めて社会と切り離されてから、自分の価値観って何だろうってよく考えるようになったんです。一生懸命勉強して身に付けた技術があるのに、それを生かせない現状。夫のために家事をするくらいしか人の役に立てない生活。社会の何にも貢献できないむなしさ。専業主婦初心者の私にとっては、これが1番辛いことでした。

しかし、ブログを始めていろいろな情報を発信すると、アクセスがつくようになります。私が書いた情報を必要とし、見に来てくれる人がいるんですね。そこで、「ああ、私ってもしかして人の役に立っているかもしれない」というマインドに切り替えることができるようになったんです。

ブログを通してもっともっと多くの人の助けになりたい、喜んでもらいたい。1人でも情報を必要としてくれる人がいるのなら、その人のために書きたい。そういう思いで「書くこと」に勤しんでいます。

英語教授法関係の資格

私はもともと英語講師でした。長く経験があるのは大学生〜大人向け。そしてこの国に来る直前は大手子供英会話教室で、1歳〜高校生の子供達に英語を教えていました。英語を教えることはもちろん大好きですが、英語教授法や昨今の英語教育改革にも非常に興味があります。

日本で働きながら、小学校英語指導資格取得に向けて勉強をしていたのですが、この国に来てから修了し、無事に資格を取得しました。その後、英語を母国語としない人たちへ向けての英語教授法に関する資格であるTESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages) 取得に向けて、オンラインでコース受講を開始しました。イギリスの学校です。

授業を受けてはアドバイザーとコンタクトを取り、教案を作成して添削してもらう、を繰り返しています。

オンラインで英語レッスン受講

日本では英語を使って仕事をしていたものの、自分自身のスキルアップに集中する時間をとることができなかったのですが、この国に来てからあらためて英語を学び直そうと思い、オンラインで英語学習を始めました。イギリス人の講師のもと、ケンブリッジ英検の最高峰であるC2取得に向けて、週に1回授業をしてもらっています。

Home | Finnix School of English
Online English Lessons Specialised in Business English

こちらと並行して、駐妻界隈では比較的人気のあるネイティブキャンプも1ヶ月間受講してみました。こちらのレポをまとめてあります。

【実録オンライン英会話】ネイティブキャンプを1ヶ月受講してみた
オンライン英語のネイティブキャンプを1ヶ月受講してみました。英語を始めたばかりの方・ある程度習得していてさらに磨きをかけたい方、どちらの方にもとてもお勧めできるポイント満載です。しかし、実際に登録して受講してみないとわからなかったこともたくさんありました。

日本では仕事に翻弄され、なかなか自分の英語を見直す機会をとれませんでしたが、今は学習することだけに集中できるので、自分の英語をブラッシュアップするとても良い機会を与えられたな〜と思っています。

スペイン語学校へ通う

不定期ですが、この国のスペイン語学校でスペイン語を習っています。今まで学習したことのない新しい言語に挑戦するのは勇気のいることですが、いざ始めてみるととても面白いですし、日常会話の中で使えるフレーズや聞き取れる単語が増えていくことを実感できるのはとても嬉しいです。

クラス内で、同じレベルの外国人の友達と触れ合えることもとても楽しかったです。

Ichiko
Ichiko

コロナ禍の現在、クラスは閉鎖され、全てオンラインになってしまっているのが非常に残念です・・・。

ウォーキング&筋トレ

日本では忙しすぎて(言い訳☆)運動なんて考えられなかった私ですが、毎朝のルーティンとしてウォーキングと筋トレをしています。

朝のウォーキングで1日が変わる。海外で専業主婦、私のルーティン|いちこ|人に喜んでもらえる人生を生きる人
私の人生っていったい何なんだろう。私の存在って誰の役に立っているんだろう。 夫の海外赴任についてきて、人生で始めて「無職」になり、虚無感と孤独感と戦いながらもがいていた。社会との繋がりを絶たれ、貢献できるものが何もない生活。全く人の役に立っていない生活になかなか馴染めず、自己嫌悪と戦いながら悶々としていた。 【駐在妻】...

専業主婦ってどうしても家にこもりがちになり、買い物など必要な時以外は外出しなくなってしまいますよね。そこで思い切って夫の出勤に合わせて一緒に家を出るようにしてみたら、これがとっても良いのです。約1時間歩き、その後自宅で筋トレをします。筋トレはこちらのアプリを使っています。

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私の場合、朝一で運動することに大きな意味があります。生活にメリハリがつくし、気分は爽快、その後の1日が大きく変わるのです。もちろん、人によって朝の時間の使い方は違いますが、1日のどこかのタイミングで少しだけ運動する時間を取ることは非常にお勧めです。

日本語クラスで講師

これは非常にラッキーというか、予期せず舞い込んできた仕事なのですが、週に1回言語学校でウルグアイ人に日本語を教えるようになりました。本当に熱心に授業を受けてくれる生徒さん達で、この機会・出会いに本当に感謝しています。準備が大変でやめようと思ったこともありましたが、生徒さんたちの日本語に対する思いに胸を打たれ、帰国するまで頑張って続けようと思っています。

私の場合はビザの関係や夫の会社の都合で収入を得ることが許されていませんので、頂くはずのお給料は私が受講しているスペイン語授業の授業料と相殺してもらっています。

日帰り旅行

こちらは不定期ですが、だいたい1ヶ月に1回、ウルグアイ人の友人とデイトリップに出かけています。夫は仕事が忙しくなかなか一緒に遠出する機会がないので、彼女にいろいろな場所に連れて行ってもらい、この国のことを深く知ることができるのは本当に嬉しいです。

そのおかげで私も1人で出歩けるようになり、ブログ執筆にも繋がっています。じかで体験して得る情報ってとても信憑性があり、貴重なものですよね。これからこの国に来る人(多くはないですが)の役に少しでも立てるよう、見たもの・聞いたもの・得た情報はなるべく書き起こすようにしています。友人との出会いに心から感謝しています。

日本では忙しかったり、夫と時間が合わなかったり友達とも離れていたりして、なかなか誰かと旅行をする機会がありませんでした。1人をこよなく愛していた私。人と出かけることの良さを再確認しています!

手に入らない食材を1から作る

この国は日本食があまり流通しておらず、基本的なもの(米・醤油など)しか手に入らない現状があります。最初はあきらめていたのですが、ある時から「ないなら作ったらいいじゃん」と思うようになり、日本では普通に購入できる食材の「手作り」を始めてみました。

餃子・春巻きを皮から作る

餃子が大好きな私たち夫婦。どこを探しても皮が見つからないので、仕方ない、小麦粉から作るか、と一発奮起したところ、美味しすぎてはまってしまい、1週間に1回くらい皮から手作りした餃子を食べています。ついでに春巻きの皮も作ってみたらこちらも非常に美味しくできあがり、「人間、意外となんでも作れるじゃん」と思うきっかけになりました(笑)。

カレーをパウダーから作る

固形のカレー粉はある程度日本で購入し持ってきたんですが、早々に使い切ってしまい、カレー好きの私たちは憔悴していたのですが(笑)、カレーパウダー(サラサラの粉)が売られているのを発見し、粉からカレーを作ってみたところ、普通に美味しくできてしまいました・・・。今はどうやってもっと辛くしようか、を研究しているところです。

ドレッシング開発

生野菜にかけるドレッシング。市販のドレッシングに頼りきりだったので、こちらに来てからもおなじみのRanchとかイタリアンとかシーザーなどを買ってかけていたのですが、どうしても和風ドレッシングをかけたくなり、調味料を調合して作ってみたところ、非常に美味しくできました。考えてみたらドレッシングなんて当たり前に簡単にできるのに、日本では作ったことなんて1度もなかったんですね。売ってるドレッシングが美味しすぎるのもありますが・・・。今では和風・中華風・病みつき風などいくつかレパートリーがあります♪

この1年で起こった環境の変化

自ら新しいことを始めたことに加え、私がこの1年を有意義に過ごすことができたのには、環境の変化が大きく関わっているような気がします。自分に影響を与えた出来事をいくつか綴ってみたいと思います。

コロナ禍の到来

この国に来て数ヶ月でコロナが出始め、半年経つ頃には外出自粛ムードが漂っていました。当初は夫と1年かけて有給や観光週間、夏休みや年末年始を使いながら南米を旅行する計画を立てていましたが、そんなもの絶対に無理になり・・・。今後の人生で南米に来ることなんておそらくもうないし、最初で最後の南米旅行のチャンスなのに、駐在のタイミング悪すぎやろ!と、どこにぶつけたら良いかわからない怒りを抱えてステイホームしていました。

しかし、それこそ「私の人生っていったい何だ」の深みにハマり、「このままじゃただのダメ人間に成り下がる」「これではいけない」と思い始め、上に書いたような新しいことを始めた、という経緯があります。コロナ到来が新しいことを始めるきっかけになったと言えます。

夫の職場の方々と仲良しに

ウルグアイ人、日本人、上司、後輩関係なく、いろいろな夫の同僚の方々と関わる機会があり、皆さんとても仲良くなりました。ウルグアイ人の女性の同僚とバーに飲みに行ったり、上司の方に普段は食べることのできないお刺身を差し入れしてもらったり、うちに飲みに来てくれたり、ランチをしたり、別荘に連れていってくれたり。正直、ここまで皆さんに良くしていただけるとは思っていませんでした。

夫の職場には家族連れの駐在員が少ないせいか、皆さん私のことをよく気遣ってくれるんですね。皆さんのおかげで私の日常が少し明るくなっています。どこにもコミュニティーを持たないただの主婦の私に、皆さんと関わる機会を与えてくれた夫にも感謝しています。

年齢が近い近所のお友達ができた

日本人で年齢が近いお友達ができ、定期的にお茶をしたり飲んだりしています。国際結婚していたり、独身だったり、駐在員の妻だったり、それぞれ立場はバラバラですが、異国の地に来て孤独の中で戦っている者同士、話も合うし、分かり合えることが多いんですね。彼女達にはとても精神的に支えてもらっています。

この国は日本人が非常に少なく、私にとってはただ「日本人」というだけで非常に貴重な存在なのですが、年齢が近い、家も近い、そして時間も合う、というのは奇跡に近く、この出会いにも心から感謝しています。

環境の変化に伴って起こった心境の変化

1年前とは環境が大きく変わり、新しいことを沢山始めた結果、私の心境にも少しずつ変化が生まれ、着任当初には考えられなかったようなポジティブ思考が生まれてきました。「慣れた」と言ってしまうとそれまでですが、具体的にどんなことに慣れたのか、どのようにポジティブに捉えられるようになったのか考えてみました。

1人の時間がさらに大好きに

もともと誰かと過ごすよりも1人で過ごすことのほうが好きな性格ではありましたが、この国に来てからさらに1人が好きになったような気がします。まあ、孤独すぎると寂しくなるので、少々面倒臭い性格ではあるのですが(笑)。専業主婦1年目の当初は、一日中1人で家の中にいなきゃいけないと思うと頭がおかしくなりそうでしたが、上記に書いたような新しいことを沢山始めた結果、1日が24時間じゃ足りない!って思うようになりました。

仕事もしていない、近くに家族もいない、友達も少ない。自分しかいないんです。こんなに自分のためだけに時間を使える期間って帰国したら絶対にない!と割り切り、今しか楽しめない自由な時間を存分に活用しています。

将来への投資だと思って自分にお金を使えるように

日本で働いていた頃、「お金は貯めるもの」と認識をしていた私は、目に見えないもの、今役に立たないものにお金を費やすことがほとんどありませんでした。仕事をすることに夢中で、自分自身を磨くことにあまり興味が持てなかったんですね。現状で満足していたわけではないですが、黙々と日常をこなすことで変な達成感を得ていたような気がします。

しかし、仕事を辞めてこの国に来て、自分には何も「スペシャルな何か」がない、ということに気付きました。今まで努力してきたこと・培った技術はあるけど、全て人並み。昔から口癖のように「人と同じでいたくない」「ただの主婦になりたくない」と言っていた私を知っている夫は、「自己投資」という言葉をよく口に出すようになりました。

「もう少し自分の将来のためにお金を使っても良いんじゃない。俺はここで稼いだお金は夫婦で稼いでると思ってる。お金のことは気にしなくて良いから、Ichikoは自分の将来を見据えてもっと自己投資しろよ」

夫のその言葉に押されて決心がつき、遠慮することなく資格・英語・スペイン語など、色々なことに挑戦できています。

自己肯定感が高まってきた

駐在妻になり収入がなくなって夫の稼ぎでの生活が始まったり、スペイン語ができずに何から何まで夫に頼らざるを得なかったりと、夫がいないと生活が成り立たない場面が増えました。それまで自分でしっかりとお金を稼ぎ、自分のことはほぼ自分でこなしていた私にとってはこれがけっこうしんどくて、自然と夫に対して劣等感を抱くようになりました。対等だった関係が上下関係に変わったような、そんな感情を抱いてしまう日々でした。

それに、毎日お金を稼ぐわけでもなく、社会に貢献するわけでもなく、人を助けるわけでもなく、私はいったい家に籠もって何をやっているんだろう、と、完全に自分の価値を見失ってしまうこともありました。

しかし、上記に書いたように、日々色々なことにチャレンジするようになって私の日常が意外にも忙しくなり、私を取り巻く環境が少しずつ変わった結果、自分の自己肯定感が少しずつ高まって行きました。あれ、私ってもしかして必要な人間かも?と思えるようになってきたんですね。究極的な言い方ですが(笑)

平日に友人に小旅行に連れ出してもらうことで、夫よりも私のほうが地域や観光地について詳しくなり、休日に私が夫を連れ出してあげたり、バスの乗り方を教えてあげたり、お店を紹介してあげたりしています。これに関しては夫も私を頼ってくれるようになりました。こういう些細なことも、自己肯定感を高める要因になっています。

新しいことに挑戦したり、周りの環境が少しずつ変化する中で、見失っていた自分の価値を見つけたような、そんな感覚です。

駐在妻2年目へ向けて

さあ、駐在妻2年目はどんな1年にしようか。今からワクワクが止まりません。達成できるかはわかりませんが、とりあえず目標を立ててみました。

  1. ブログを充実させてアクセス数を伸ばす
  2. 帰国後すぐに英検1級を受けることができるように準備開始
  3. TESOL資格取得、余裕があればCELTA(さらに上級の英語教授資格)に挑戦
  4. スペイン語DELE B1取得

ちょっと多すぎるかもしれませんが、目標は高く持つことが大事ですよね!笑

帰国後は企業に就職することも考えていますが、自分の英語教室を開きたいな〜なんてぼんやり考えながら情報を収集しています。しかし、外堀を埋めても中身が伴っていなければ顧客は現れませんよね。なので、とにかく今は何よりも自分自身のスキルアップに時間とお金をかけたいと思っています。

Ichiko
Ichiko

時間とお金に余裕のあるありがたい環境を頂いた今だからこそできること。これが見つかれば、駐在生活はもっともっと充実したものになると思います。

この体験を通して学んだことを少しでも社会に還元していけるよう、感謝の気持ちを忘れずに日々生活して行きたいと思っています。このブログが少しでも駐在妻・プレ駐在妻の皆様のお役に立ちますように・・・。

Ichiko

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