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英語学習のすゝめ

【ネイティブの日常英語】食べ物の名前を使った便利な表現7選

英語学習のすゝめ
Ichiko
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こんにちは!元英語講師のIchikoです!

本日は、食べ物の名前を使った一風変わった、でも便利で面白い表現を7つご紹介します。
piece of cake (超簡単なこと)cup of tea (得意なこと)など、これまでも多くの表現を学んできたと思いますが、今日はおそらく皆さんにあまり馴染みのない表現を集めました。

所謂、比喩表現になるんですが、こういうのを知ると英語って本当に面白いな〜って思うんですよね。直訳して絵を思い浮かべると、用意に意味が想像できてしまう、そんな表現ばかりです。ではスタート!

put all one’s eggs in one basket 1つのことに全てを賭ける

1つの事業に全財産を投資したり、滑り止めを受けずに第一志望だけに狙いを定めるなど、第二案を準備せず一か八かで1つに賭けるハイリスクな行為をする時に使います。

  • I’m applying for several jobs because I don’t really want to put all my eggs in one basket.
    (1回の応募だけに賭けたくないから、いくつかの仕事に応募するよ。)
  • When you put all your eggs in one basket, you’d better make sure you don’t drop it.
    (1つに賭けるなら、絶対失敗するなよ。)
Ichiko
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卵を3つのカゴに分散させて運んだとしましょう。万が一そのうち1つのカゴを落としてしまい卵が全て割れてしまったとしても、あと2つのカゴに入った卵は生きています。1つのカゴだけに入れるのであれば、絶対にそのカゴを落としてはならない。色々な場面で使えそうな表現です。

have egg on one’s face 非常に恥ずかしい思いをする

自分が犯した失敗、特に公衆の面前で何かをやらかしてしまい、穴があったら入りたいくらいに恥ずかしい思いをした時に使います。

  • I said the wrong name during the wedding ceremony. Gosh, I have egg on my face now!
    (結婚式で違う名前で呼んじまったよ。ああもう、穴があったら入りたい!)
  • The CEO really had egg on his face after he went on stage to demonstrate the new product and couldn’t get it to work!
    (そのCEO、ステージ上で新商品のデモをしようとしてその商品が全く動かなかった時はさすがに恥ずかしがってたよ。)
Ichiko
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 eggは単数、冠詞はつきませんのでお間違いなく。公衆で顔に生卵がベチャ!ってつくイメージですね。

spill the beans 知ってることを全て打ち明ける

特に自分しか知らない秘密の情報を人に打ち明ける際に使います

  • We had everything organized for Ken’s surprise party, but Lisa accidentally spilled the beans to him at work!
    (せっかく全て整ったケンのサプライズパーティのこと、リサが仕事中にうっかり本人にバラしちゃったんだよ!)
  • Come on, spill the beans! Who have done this!?
    (頼むよ、教えてくれよ!誰がやったんだ!?)
Ichiko
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一度お豆さんをドバーッと床にこぼしてしまうと、なかなか回収するのは難しいですよね。一旦打ち明けてしまうともう後戻りはできない。そんなニュアンスを感じます。

take A with a grain/pinch of salt 半信半疑で受け入れる

人の話やニュースの記事などに疑いを持つこと、半信半疑で見たり聴いたりすることを表します

  • You have to take everything she says with a grain of salt, because she tends to exaggerate.
    (彼女の話は半信半疑で聴いたほうがいいよ、よく誇張するからね。)
  • Take whatever the journal says with a pinch of salt. It never shows any evidences.
    (そのジャーナルは疑念を持って読みなさい。一切根拠を示さないから。)
Ichiko
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a grain of 〜(一粒の〜)、a pinch of 〜 (一つまみの〜)
全て取るのではなく、一粒・一つまみだけ取る、というイメージですね。

sell like hot cakes 飛ぶように売れる

所謂、短時間で大量にバカ売れすることを表します。

  • His newest album sold like hot cakes on the first day.
    (彼の最新アルバムは初日にバカ売れした。)
  • We had to order a second shipment because they have been selling like hot cakes.
    (飛ぶように売れているため、再び発注しなければならなかった。)
Ichiko
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その昔、アメリカで教会や地域のイベントで出るソウルフードと言えばパンケーキでした。当初、大人気で一瞬で売り切れてしまっていたことから、「大量に一気に売れる」という意味に発展したそう。

have better/bigger/other fish to fry 他にもっと大事なことがある

もっと大事な物事やより条件の良い案件を抱えていてこちらに構ってられない時や、もっと面白いことが待っているのでこんなことをして時間を無駄にしたくない、というニュアンスを持った表現です。

  • It’s really not worth my time. I’ve got bigger fish to fry!
    (本当こんなこと時間を費やす価値ないよ。もっと大事なことがあるんだよ!)
  • I hope the boss keeps this meeting short — we all have other fish to fry.
    (上司がこの会議を短時間で終わらせてくれることを願うよ。みんな他にもっと大事な仕事を抱えてるんだ。)
Ichiko
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直訳すると、「こんなちっちゃな魚よりもっとでかい魚を焼きたいんだよ!」
とても面白い表現ですね〜。一説によると、1500年代のアメリカの書物に既に登場している、かなり歴史の古い表現だそう。

eat humble pie 間違いを認める

ただ間違いを認めることだけでなく、これによって公衆の面前で屈辱的な思いをする、甘んじて屈辱を受ける、という意味まで含みます。

  • Now that my idea has failed. I’ll have to eat humble pie in the board meeting tomorrow.
    (私の発想は失敗に終わった。明日の理事会で間違っていたと認めなければならない。)
  • After boasting that his company could outperform the industry’s best, he’s been forced to
    eat humble pie.
    (自分の会社はあの産業の業績を上回ることができると勝ち誇っていたが、彼はその後謙虚に誤りを認めなければならなかった。)
Ichiko
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humbleは「謙虚な」という意味ですが、語源は umble 「動物の内臓」という意味。貴族たちが美味しい肉を食べてる横で、余った内臓を食べることを強いられた使用人たちの屈辱的な思いが込められた表現です。

 

ここまで、食べ物を使った非常に面白い表現を紹介しました。その表現ができた当時のストーリーを調べると非常に面白いです。ぜひ日常会話で使って、周りの人をアッと驚かせてみてくださいね。
また、他にも食べ物の名前が入った面白い表現があったら教えてください。

 

 

Ichiko

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