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アメリカ留学

【アメリカ大学院留学】英語力が抜群に伸びたお勧めの課外活動5選

アメリカ留学
Ichiko
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お疲れ様です!元英語講師のIchikoです!

 

英語圏に留学して誰もが一度はぶつかる壁。「会話力が全然伸びない・・・!!!」

私もそうでした。大学院留学はとにかく課題が命です。常にペーパーやプロジェクトと格闘し、締切日に追われ、プレッシャーに苛まれる毎日・・・。留学生活は孤独との戦いでした。その中で努力し、いかに効率よくプロジェクトを進め、課題を達成するか。これが大学院生に求められるスキルでもあります。

しかし、せっかく留学に来たのだから、英語のコミュニケーション能力も養いたいですよね。
私のコミュニケーション能力は、研究以外の様々な活動を通して培われました。課外活動を通して多くの人と出会い関わることになり、コミュニケーション力が劇的に向上したと思っています。

Ichiko
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大学院時代、私が研究以外にどのような活動を行っていたのかを紹介します!

大学内で働く

大学内で働くことで、多くの人と接する機会を得ることができます。自分を「コミュニケーションを取らざるを得ない状況下に置くこと」になり、それによって会話力の向上につながります。

アルバイト

大学に留学生として所属し、F1ビザを保有していれば、大学キャンパス内であればアルバイトが許されています。多くの学生が学内の寮、オフィス、カフェテリア、図書館や売店などでアルバイトをしていますが、留学生も働くことが可能です。

私は、最初の半年間は自分が住んでいた寮のキッチンの掃除(Housekeeper)をしていました。寮を出てからは、運良く留学生オフィス(Office of International Students and Scholars)のウェブサイトマネジャーのポジションを頂き、週に10時間程度働いていました。

アルバイトは、お金を稼ぐことができるだけでなく、多くの人との関わりがあり、コネクションが広がるのも魅力の1つ。私も、この掃除やウェブマネジャーの仕事を通して本当に友達が増えすばらしい上司達に巡り会い、その後の様々な経験に繋がる原点にもなりました。

Ichiko
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ただし、F1ビザ保持者のアルバイトにはいろいろな制限が設けられているので、事前にしっかりと確認をするようにしてください。まず、勤務時間は週に20時間以内に抑えなければなりません。また、アルバイト開始前に、留学生オフィスで労働許可証を発行してもらったり、社会保障事務所にSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)を申請したりと、様々な手続きが必要です。必ず事前に留学生オフィスの担当者に相談するようにしてくださいね。

アシスタントシップ(大学院生助手制度)

アメリカの大学はとにかく学費が高いんです。私が行っていた大学も、全米の中では安い方だとは言われていましたが、留学生の1年の学費は、学部生で$28,220、大学院生が$18,903と見積もられています。これに住居費や食費、保険代その他の生活費が含まれると、たった1年でものすごい金額になります。

そこで、大学院生におすすめしたいのがGraduate Assistantship(大学院生助手制度)です。RA(Research Assistant)やTA(Teaching Assistant)として雇われながら大学に通うことで授業料が免除され、さらに給料までもらえる、という素晴らしい制度です。

アシスタントシップには様々なポジションがあり、職種や所属によって免除額や給料も異なります。

TA (Teaching Assistant)
教授の代わりに授業を受け持ったり、学生のアドバイザーやテスト監督をしたり、提出物や宿題の採点・チェックをするなど、その学部の授業に関する様々な庶務的な役割を果たします。
RA(Research Assistant)
基本的に教授につき、教授の研究のサポートをします。TAのように授業を受け持つこともありますが、一緒に学会に出かけたり自分自身の専門に精通する研究の助手をすることで、自分の実績に繋がることもあります。RAは理系の学生のほうに多くポジションが開かれています。
GA(Graduate Assistant)
いわゆる専門性とともわない一般職。教えたり研究したりするのではなく、学内の様々なオフィスで普通の勤務者として働きます。

私はGAのポジションを頂き、既出の留学生オフィス(Office of International Students and Scholars)で、学部生の入学願書を担当していました。

大学院生のポジションとは言えどもごく普通の勤務者なので、アメリカ人の上司からは学生ではなく「一同僚」として扱われます。責任感を伴う、大変やりがいのある仕事でした。ここでの経験によって英語力が飛躍的に伸びたと実感しているし、人脈を広げ、多くの学生、とくに世界中からの留学生たちに私を知ってもらえることになりました。

Ichiko
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ただし、アシスタントシップは大変競争の激しいポジションで、採用されにくいのが現状です。とくに文系の学生にはRAの機会はほとんどないと言えます。どうやって私がこのポジションを手に入れたか、については、以下のサイトを参照してください。

留学生会の幹部役員

私が通っていた大学はいわゆるマンモス校で、メインキャンパスの全校生徒は約25,000人、そのうちの約2000人が留学生でした。各国学生が学生会を作り、いろいろな活動を行っているのですが、その全てを取り仕切るのが留学生会Internatioal Students Organization (ISO)で、私はその幹部役員Cultural Coordinator (文化活動コーディネーター)という役職を担っていました。

(※日本人は少数だったため、日本人学生会はあまり表立った活動はしていませんでした。)

毎週の会議、イベント企画、予算組みや交渉、先方との打ち合わせ、フライヤーや作りやプロモーションなど仕事は多義に渡りましたが、もともと何かを取り仕切ることが好きな私にとっては、とても充実した役職でした。

イベントとペーパー提出が重なった時は地獄の日々でしたが、忙しい時のほうが時間の使い方が上手くなる私。夜の11時から図書館にこもったりと不規則な生活になることも多々ありましたが、環境が自分を感化してくれ、全てが上手く回りました。

私を含め全員が大学院生だったので、年も近く、忙しさも同じ。互いの悩みを共有し合える、プライベートでも時間を共に過ごす友達もでき、行動の幅が大きく広がりました。また、仕事柄、人の前に立って説明をしたり、話し合いや交渉をすることが多かったので英語力の向上につながったし、何より自分の意見をしっかりと主張する力がつきました。ここに所属することで、アメリカ人・留学生問わず本当に多くの人と接することになりました。

学科会の幹部役員

上記の留学生会に加え、自分の学科の学科会幹部もしていました。私は国際関係学部(School of International Studies)に所属していたのですが、こちらは四年制の学部はなく、大学院しかありませんでした。なのでこちらの役員も私を含め全員が大学院生。

インターナショナルなイベントを企画したり、他の団体主催のイベントに参加したりと、様々な活動をしていました。こちらでの私の役職はsecretary(書記)。会議録を作成したり、月に1回学部のマガジンを1人で作り発行するなど、英語力を問われる役職です。

他の幹部たちは全員アメリカ人でしたが、皆同じ学部なので、同じクラスを取っていることも多く、授業内容がしんどい時やわからない時はよく助けてくれたり、ペーパーの校正を快く引き受けたりと、本当に親切にしてくれました。書記という役職に加え、頻繁に友達とやり取りをせざるを得ない状況で、英語力が飛躍したと実感しています。

ボランティア

アメリカの大学には、大抵「ボランティアセンター」というオフィスがあり、キャンパス内外でのボランティアを斡旋しています。

デイケアセンター

大学院に入って最初の半年間、金曜日の午後に近くのデイケアセンターでボランティアをしていました。お年寄りと交流し、一緒に遊んだり、車椅子を押したり。

もちろん、ただのボランティアなので込み入った仕事はさせてもらえないですが、普段学生としか接することがない中でお年寄りのお世話をさせて頂けたのは本当にありがたく楽しかったし、何よりお年寄りの喜ぶ顔を見ることができることが幸せでした。

大学院生は金曜日はだいたい休みなので、研究の息抜きとして行ってみても良いかもしれません。

異文化交流

こちらもボランティアの一貫ですが、Cultural Connectionという異文化交流団体に登録していました。こちらは留学生が、同じ大学の1年生の必修クラスや近くの幼稚園や小学校、デイケアセンターなどに出張し、自分の国について紹介をする、というもの。

依頼が入ったら担当者から「○月○日に〜へ行ってプレゼンをしてほしい」と連絡が入ります。それまでにパワーポイントや映像の準備をしたり、日本の物(お箸、折り紙、習字など)を用意し、時には浴衣を着るなどして依頼先に出かけました。

硬くなりすぎずにインターアクティブな雰囲気になるように、を心がけ、時にはジョークを交えたりしながらわかりやすく発表をしました。授業のプレゼンとはまた違った準備が必要だし、人を惹きつけるプレゼン技術が必要です。

ビジュアル資料をしっかり用意し、原稿もしっかり作成して読み込み、ほぼ暗記して行きます。このボランティアを通してプレゼン能力が培われたと思うし、何より、老若男女関わらず多くのアメリカ人に日本に興味を持ってもらい、喜んでもらえることが1番の醍醐味でした。

これらのボランティアを通しても、多くの人との出会いがありました。

学業と両立させながら

いろいろな活動を紹介しましたが、学業を怠ったことはありません。2年間の大学院生活でBを取ったのは1回だけで、あとは全てA。GPAも、残念ながらパーフェクトとはいかなかったのですが、3.9で卒業しました。

私は、忙しさが重なったほうが自分自身にケジメをつけることができ、1日の時間を上手く配分するようになります。必然的に勉強や研究に割く時間を大切にするようになり、そのような中で強い集中力を発揮するタイプです。

それでもやはり、アメリカの大学院は一言で言うと「しんどい」ものでした。締め切りに追われて泣きながら徹夜したこともあるし、やっつけ仕事のようなペーパーになり、自己嫌悪に陥ったこともあります。

でも、せっかくの2年間を思う存分楽しみ充実させたかったし、研究に没頭するだけでなく、コミュニケーション力の向上をさせたいという強い信念がありました。いろいろな活動を通して出会った人々や培った能力が、私の大学院生活を最高のものにしてくれたと実感しています。

みなさんが自分に合った大学院生活に出会えますように。

 

Ichiko

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