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こども英会話

元講師が語るこども英会話教室|してはいけない保護者のNG行動5選

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Ichiko
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こんにちは!元こども英会話講師のIchikoです!
全国に展開している大手の教室で講師をしていました。

今日は講師の経験と視点から、英会話教室にお子様を通わせる保護者さんにフォーカスしようと思います。

今日お伝えするのは、全て私が講師時代に経験した以下のような保護者さんの行動です。

  • レッスンに遅れて参加する
    他の子供達やその後のレッスンに大きな影響を与えます
  • トイレに行っていない
    レッスン途中で「先生おしっこ」はレッスンを中断させます
  • コンタクトがとれない:講師から大事なお知らせをすることもあります
  • 無関心
    お子様の英語の伸びに悪影響を与えます
  • 無理やり通わせる
    「英語=楽しくない」のマインドが刷り込まれてしまいます

英会話教室にお子様を通わせるパパ・ママにぜひ回避していただきたく、その理由も含めて詳しく解説したいと思います。

時間に遅れる

社会生活を送る上で時間を守ることは当たり前のことですが、一定数守れない人がいますよね。

普段の生活の中では、約束や用事にちょっと遅れたりすることも多々あるとは思いますが、こども英会話教室の場合、この「ちょっと遅れて合流する」ということが皆さんが思っているほど簡単なことではなかったりします。

就学前の幼児の場合は、所定の位置にカバンを置いて、必要な物を取り出してみんなに合流する、という一連のことがまだ1人でできない子が多いので、講師がレッスンを中止して一時的にその子の面倒を見なければなりません。

せっかく集中力が高まってきている中での中断はその後のレッスンに大きく影響を与えますし、子供たちの集中力を欠くことの原因にもなってしまいます。講師が1人の子にかまっている間に、待っている子供たちが喧嘩を始めたり、騒いでカオスになってしまうこともしばしば。

1人の遅刻がその日のレッスン予定を大幅に狂わし、予定していた内容を全て終えることができない、という結果になってしまい、レッスンのクオリティが下がってしまいます。時間だけは守っていただけると講師は大変助かります。

トイレを済まさずに来る

私は毎回玄関でお迎え時に、パパママに「おトイレ済ましていますか?」と聞くようにしていました。

これは何度も経験したのですが、レッスン中に「先生おしっこ」と言われると、まさか我慢させるわけには行かず、特に年少さん以下の年齢の子だと、まだ1人でトイレをできない子もいます。講師がおトイレに付き添うことになるとレッスンが中断され他の子供たちを待たすことになるわけです。

上記にも書きましたが、幼児クラスというのは少し特別です。まず子供達の気持ちをレッスンに惹きつけ、そして集中力を少しずつ高め、さらにそれを維持させる。このプロセスを成功させるためにウォームアップやダンスなどを順序良く組んでいるわけです。

途中でおトイレに行く子が出てしまうと、その間にせっかく高まっていた集中力がゼロに戻り、再び子供達を惹きつけるところから再開しなくてはなりません。トイレに行っている数分の間にカオスになってしまうこともあります。

どうかどうか、おトイレだけは済ましてから教室に入ってきてくださいね。

コンタクトが全くとれない

共働きで忙しいパパママですと、送迎がおじいちゃん・おばあちゃんの場合もあります。だいたいお迎えの時に教室からの事務連絡やお子様の成果伝達をするのですが、おじいちゃん・おばあちゃんからはパパママに連絡が伝わらないことが多いです。

そのような場合はレッスン後や後日、あらためて電話をするのですが、なかなか電話に出てくださらない方が意外にも多いのです。

講師として、お子様の成果やレッスン中の様子についてはやはりパパ・ママにしっかりと把握しておいて頂きたいですし、事務連絡が伝わらずに結局行事に参加できなかった、という例もあります。

教室からの連絡をないがしろにせず、着信があれば折り返すなど(もちろん、その場合は一旦切って掛け直します)、少しだけでも興味を持っていただけると大変助かります。

無関心である

お子様がどんなことを学んでいるのか、どれくらいのABCが書けるようになったのか、教室ではどのような様子なのかなど、全く把握されていない、そして興味を持ってくださらないパパママがけっこういます。

だいたい小学校低学年より上になると、だんだんと「得意な子」「まだ得意ではない子」の見分けがついてくるのですが、「得意ではない子」に共通の特徴として、親御さんの協力が希薄、親御さんがお子様の成果に無関心、という点が挙げられます。

例えば、ピクチャーカードを取り出して一緒にタッチペンで遊ぶ、とか、宿題を一緒にするとか、簡単なことで良いのです。レッスンノートを定期的に見て「ABCがうまく書けるようになったね!」と褒めてあげるだけでもかまいません。

幼いうちからパパママがちょっと関心を持ってあげるだけで、子供たちは「英語って楽しいんだ」「私って英語が得意かもしれない!」と励まされ、これが将来の英語学習への意欲にもつながると思っています。むしろ、幼いうちはパパママの協力は不可欠と言っても過言ではありません。

どうか少しだけで良いので、おうちで一緒に英語を楽しんげあげてください。そしてレッスンの成果や日々の様子を見ていっぱい褒めてあげてください。それがお子様が英語を好きになる大きな手助けになります。

無理やり通わせる

小学校でも英語の授業が必須化され、ここ最近は「子供英会話ブーム」が到来したと言っても過言ではないでしょう。私たちが子供の頃は英語を習っている子なんて周りにほとんどいなかったし、あったとしても公文など「英語塾」に近い形でした。

それがどうでしょう、今の時代、英語を習っている子めちゃくちゃ沢山いるじゃないですか。焦りますよね、「◯◯ちゃんも、××くんも英語やってるんだって」「小学校で英語が始まったから、早いうちから習わせたほうが良いらしい」いろんな声が聞こえてくると思います。

でも、まずはお子様の思いに注目してあげてください。もちろん、就学前の幼いうちは、ある程度保護者さんの先導が必要ですし、お子様の思いがどのように変化するかわからない中で始めるものだと思います。幼いうちはパパママの声かけ1つで、英語が楽しい物にもつまらない物にも変わるからです。

しかし、小学校低学年〜中学年になってくると、お子様に意志がが芽生えてきますよね。その時に確認してあげて欲しいんです。英語が楽しいか、やりたいか、続けたいか。

私の経験上、親御さんの強い思いで無理やり連れてこられている子は、レッスン中無気力な子が多いです。宿題をしてこなかったり、忘れ物が多かったりします。理由をつけてレッスンを休みがちになります。そして辞めてしまうのです。

自分の意に反して楽しいと思えない英会話教室に通わされることで「英語って楽しくない」という英語そのものへのモチベーションに悪影響を与えてしまわないか、講師として大変懸念をしていました。強制されることでその後の英語学習に影響を与えてほしくないのです。

お子様にモチベーションがなかったり、レッスンが嫌になってしまったり、他にやりたい習い事などがある場合は、無理して続けさせずに、いったん辞めて様子を見てみたり、自宅学習に切り替えるなど、一呼吸を置くことを強くおすすめします。幼いうちに「英語=楽しくない」とインプットしてほしくないのです。

英語って早く始めるに越したことはないと思いますが、強制することには全く意味はありません。

こども英会話|保護者の関わり方が大事

英語を強制してもらいたくないのは事実ですが、幼いうちはパパママの声かけ1つでお子様の気持ちが大きく変わることも事実です。

1番大事なのは、ただ英語を習わせるだけでなく、親子で「英語ができたら何ができるか」を話すこと。例えば、私が講師をしていた時、小学生の生徒さんで兄妹揃ってクライミングの全国大会に行く実力者がいました。家族でオリンピックを目指しており、お母さんからいつも「オリンピック選手になるためには、世界中の人とコミュニケーションをとれなければならない。だから、クライミングで強くなりたいんだったら絶対に英語は必要なんだよ」と聞かされていたそうです。

いつも教室に来るのは練習後だったので疲れていましたが、レッスンをとても楽しんでいました。

このように、幼いうちから英語を学ぶことの動機付けをすることは大事なことだと思います。「どうして英語を勉強しないといけないんだろう」と疑問をもたれるのではなく、「英語ができたらアレができる、コレもできる」とワクワクするような話を、普段からできたら良いですよね!これが、将来の英語学習への大きなモチベーションに繋がると思います。

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こども英会話講師の視点から、幼児〜小学校低学年の英会話レッスンと保護者の関わり方について、思うところを述べさせて頂きました。

Ichiko

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