夫の海外駐在に帯同されて晴れて駐在妻となった私。駐在妻になったと同時に専業主婦になりました。子供もおらず駐妻コミュニティーもない。さらに、VISAの関係で働くこともできません。1日の家事を終えると時間はたっぷりあります。
この有り余る時間を有効活用しない理由はありません。人として女として人生に磨きをかけ、帰ってからの新しいキャリアに生かそうと、いろいろなことを始めました。
このブログでは、たっぷりと時間のある駐在妻さんたちに、在宅でできるいろいろなスキルアップの方法を紹介したいと思います。
英語の勉強または英語力を使う
英語圏であるかないかに関わらず、海外に住む上で英語ができるに越したことはありません。英語初心者の方は少しでも日常会話ができるように、上級者の方は自身の英語力にさらなる磨きをかけるために、在宅でできるいろいろなトレーニング方法があります。
オンライン英会話講座
独学で英語を勉強している方はたくさんいるかもしれませんが、駐在妻として海外に住んでいるとは言えなかなかアウトプットをする機会がないことが現状です。英会話でまず大切なのは「話すことに慣れること」、そして「話す勇気をつけること」。そこでおすすめなのがオンライン英会話講座です。
- レアジョブ
無料体験2回、最安値コース¥4,200/月〜、優秀なフィリピン人講師陣 - ネイティブキャンプ
7日間の無料トライアル、世界中の講師陣(日本人講師有)、24時間受講可能 - DMM英会話
無料体験2回、111カ国の講師陣(日本人講師有)、専用教材が充実 - QQ English
15日間の無料体験、深夜12:00まで受講可能、スマホ・タブレット専用アプリ有り - 学研のkiminiオンライン英会話
10日間無料、レベル・用途別コースが充実、最安値コース¥3,278/月、フィリピン人講師陣 - Cambly(キャンブリー)
無料トライアル有、ネイティブ講師陣、選べる料金体型と回数
ちなみに私、2020年4月の1ヶ月間、ネイティブキャンプを受講しました。非常に良かったです。
現在はイギリスのスクールに所属し、チューターについてもらっています。ケンブリッジ英検CAE取得に向けて猛勉強中。ヨーロッパ各国で20年以上もの英語講師としての経験がある、やり手講師です。上級者を目指す上でかなりお勧めです。
オンライン英会話講師
オンライン英会話講座は、日本人講師を募集しているところも多くあります。日本人講師の魅力は、日本人の心に寄り添えること。同じ日本人なので、何が難しいのか、どこでつまずくのか、痛いほどわかってあげることができるんですね。また、教えることによって自身の英語力も激しく磨かれます。
英語に自身がある方、そして在宅での仕事を希望する方にはとてもお勧めのスキルアップ方法です。
(収入が発生するので、配偶者手当との兼ね合いや申告の方法などは各自でご確認ください)
- Worldtalk(ワールドトーク):24時間レッスン可能、¥1,000/h〜
- TALKMORE(トークモア):
24時間レッスン可能、海外在住日本人講師多数 - GLOBAL CROWN(グローバルクラウン):子供英会話
- Native Camp(ネイティブキャンプ):
24時間レッスン可能、海外在住日本人講師多数
世界の有名大学の授業をオンライン受講
英語中級〜上級者の方には、オンラインでの大学や企業の授業受講または聴講ができるMOOC(Massive Open Online Course)がお勧め。私も現在、オランダのある大学の国際関係学の授業を受講中。修了書や資格の発行を望まなければ無料で受講できます。プラットフォームはいくつかありますが、どれもとても使いやすく、分野も理系・文系問わず多義に渡ります。世界に比べると少数ですが、日本の大学や企業もいくつか開講していますので、英語が苦手な方も受講することができます。
- Khan Academy
ログイン不要でYouTubeを使った多数の講義動画(字幕付き)が視聴可能。 - edX(エデックス)
世界の名だたる大学の他、日本からは京都大学の授業が受講可能。 - Coursera(コーセラ)
多義に渡る分野、配布節料充実、テスト・ディスカッション有(オプション)
資格を取る
帰国後のキャリアを考える上で、資格は常に有利に働きます。私も、日本にいた時から受講していた資格講座を持ってきて修了しました。現在はイリギスのオンラインスクールに所属し、TESOL(英語教授法)の資格取得に向けて勉強中です。
日本にいた頃フルタイムで働いていた私、なかなか新たなことに挑戦する時間がありませんでした。専業主婦になって時間がある今がチャンスです。全く新しい分野に挑戦しても良いし、帰国後のキャリアに活かすために自分の専門分野を伸ばしても良いと思います。
便利でリーゾナブルな資格講座サイトをいくつかご紹介します。
オンライン講義を受ける(資格なし)
資格を取れなくても、自分の趣味・興味について講座を受講し、技術を高めるのも1つです。私の主人も、仕事から帰ってきてからUdemyでカメラの講座を受講し、趣味を充実させています。低料金で受けやすく、対人ではなく動画講座が多いので、気軽に隙間時間に受けることができます。無料講座も多数有り、とても有益です。
自分のスキルを発信
キャリアレベルでも趣味レベルでも、既に様々な技術を持ち合わせている駐在妻さんは多いはず。せっかく持っているスキルを人のために使いたい、人の役に立ちたい、誰かに必要とされたい!そういう駐在妻さんは必見です。技術もただ持っているだけでは腐ってしまいますよね。人に発信するためにはまずは自分の技術を磨かなければ、というモチベーションにも繋がります。
スキルの売買サイトを使う
「自分のスキル」という目に見えないものを、専用サイトを使って売買することができます。例えば
*英文法のオンライン講義を1回2,000円で出品する(英語が得意な人)
*結婚式用馴れ初め動画を1本10,000円で手がける(動画編集が得意な人)
*依頼されたテーマについての記事を1文字○○円で手がける(ライティングが得意な人)
と行った具合です。現在、このようなスキルを売買するサイトは多数あります。代表的なものを挙げておきます。
収入が発生した場合の配偶者手当との兼ね合いや税金申告に関してはご自身の責任になりますのでお気をつけください。
ブログを作って発信
現在私も、このブログを通して英文法の解説をしています。まだまだ記事は少数ですが、毎日少しずつアクセスがあり、少なからず必要としてくれている人がいることを実感しています。
発信する前には、実際に私が過去の生徒から受けた質問や、勉強している人がよくつまづくポイントをリスト化し、1つ1つについてまず自らが勉強し直すところから始めます。「すでに知っている知識だから」とサラッと見直すくらにしか思っていなくても、突き詰めると新たな発見ばかりです。上記に書いた通り、知識の発信が自己研鑽に繋がっているんですね。
身体を鍛える
専業主婦と言ってもただの専業主婦ではない私たち。なんと言ったってここは海外。できることも限られ、行動範囲も限られ、対人関係も限られます。ここで何が起こってくるかと言うと、そう、動かない毎日の登場です。
買い物に言ってキッチンに立ったり洗濯をしてる以外は、パソコンと向き合っているか読書をしている私。日本にいた頃と比べると極端に動かなくなり、身体が鈍るのはもちろんのこと、下半身がたるんでくるんですね。それを回避するためにも、日々運動に励んでいる駐妻さん立ちは多いはず。一緒にできることを考えてみましょう!
ジムに通う
これは近くにジムがある方に限られますが、ランニングマシーンで歩きながら読書をしたり、自転車マシーンをこぎながら現地のテレビを見たりと、一石二鳥の活動ができちゃったりもします。それに、周りに運動している人がたくさんいる環境だと、自分も頑張らないと!とやる気をもらうことができますよね。
街の散策・お散歩
これは危険区域にお住いの方にはお勧めできませんので、悪しからず・・。
私の住んでいるウルグアイのモンテビデオには、とっても綺麗なビーチがあります。このブログのバックグラウンドにもなっているビーチです。その海辺の歩道が、とても素敵なランニング・ウォーキングスポットになっているんです。
ウォーキングは無理なく始められる運動の1つですし、心理的・肉体的負担も少ないのが特徴です。下半身を中心に身体が引き締まったり、長く効果的に続けるとダイエット効果が出るとも言われていますよね。また、外の空気に触れたりお日様を浴びることによって良い気分転換になり、心のリフレッシュに繋がります。どうしても引きこもりがちになってしまう駐在妻。ちょっとだけ面倒臭い第一歩の殻を破ってみましょう!
アプリを使った筋トレ
どうしても外に出るのが面倒だという方にお勧めなのがスマホのアプリを使った筋トレ。中でもお勧めはこちら
ヨガを含む185種類の筋トレ。専用トレーナーによる動画付きで、詳しく解説してくれます。自分のペースで進めることが可能なので、とても人気なアプリです。
また、最近Twitterなどでよく目にするのがプランク。専用アプリは多数あります。私が使っているのはこちら
プランクとは、うつ伏せになった状態で肘と腕、つま先を床につき、身体を浮かせて直線に保つエクササイズです。腹筋や腕立て伏せと違い、筋肉がない人でもできる筋トレとして最近注目を集めています。毎日違うエクササイズを提供してくれるので飽きることもありません。時間も長くなく、三日坊主になりがちな方にお勧めの方法です。
料理を極める
専業主婦の1番の仕事と言っても過言ではない毎日の料理。あまり料理が得意ではない私が現在取り組んでいることは、代替調味料の研究です!
私が住んでいるウルグアイにはアジアマーケットも少なく、スーパーにも日本の調味料や食材はあまり売っていません。そこで、現地で買えるもの、日本から持ってきたものを使って、日本では普通に売っているような調味料を手作りできないかTry&Errorを繰り返しています。成功したものをいくつかご紹介します!
- 和風ドレッシング
醤油:大さじ1、サラダ油:小さじ2、ごま油:小さじ2、ビネガー:大さじ1/2、砂糖:大さじ1
甘いのがお好きな方は砂糖の量を増やします。もし白ごまが手に入るなら、混ぜるとさらに美味しくなります。 - ポン酢もどき
醤油:大さじ1、バルサミコ酢:大さじ1、ごま油:少々
バルサミコ酢のかわりにビネガーを入れるとよりポン酢に近い味になりますが、あえてバルサミコ酢を入れることによって次世代の新しいポン酢の出来上がり。お肉やハンバーグにかけるとあっさりして美味しいです。 - とんかつソースもどき
ケチャップ:大さじ1、醤油:小さじ1弱、ブラックペッパー:少々
どうしてもケチャップ味が前に出てしまいますが、限りなくとんかつソースに近づきました。
このように、「手に入らなくても作れば良いんだ!」ということに気づいてから、料理が一層楽しくなりました。
アジアンマーケットや日本のお店が充実している地域でも、日本の食材ってかなり値段が高くて手が出しにくいことありますよね。敢えて「作る」ことに挑戦してみてください。匙加減や調味料の意味や役割について、勉強になる発見がたくさんあります。
これからの目標は「スパイスを極めること」。スーパーに売っているいろいろな種類のスパイスを吟味し、オリジナリティに溢れた美味しいものを作れるようになれたらいいなあなんて思っています。
駐在妻のスキルアップまとめ
子なし専業主婦であっても、上記のようにスキルアップに時間をかけると1日なんてあっという間に過ぎてしまいます。私も駐在が始まって間もない頃は、「働けない」ことに悶々とした日々を過ごしていました。しかし、「働けない」→「働かなくて良い」→「自分の為に時間を投資できる」とマインドチェンジをすると、1分1秒も無駄にしたくない、と思うようになり、多くの新しいことにチャレンジするようになりました。また、もともと持ち合わせている知識(私の場合は英語)を見直すきっかけにもなっています。結果、この駐在期間が自分のスキルアップに繋がっていると実感するようになりました。
ちなみに、このブログは、私と同じように悩む世界の駐在妻さんや、これから駐在予定のプレ駐妻さんの助けになりたい、と思って始めました。それが私自身を励まし、鼓舞することにも繋がっています。
このブログが少しでも皆さんの駐在生活のお役に立つことを願っています。
Ichiko